源頼朝の“デカ頭伝説”は本当なのか?史料や川柳、戯作から史実を掘り下げる (4/5ページ)
せっかくのハリボテを濡らしてはなるまいと雨合羽で包んだところ、品川にあった海晏寺(かいあんじ)の合羽大仏みたいになったそうです。
鎌倉じゅうの老若男女が頼朝公のデカ頭を拝もうと押しかけて大繁盛……と思ったら、夢から醒めてしまいました。
めでたしめでたし……。
海晏寺の合羽大仏とは、寛政5年(1793年)に作られたハリボテの大仏で、江戸湾からもその姿が見えるほど大きかったと言います。
評判のあまり参詣客が押し寄せ、大混雑したため奉行所より撤去を命じられてしまいました。
幻のような大仏と頼朝公の大頭を夢オチにまとめた本作は、江戸っ子たちの評判となったようです。
頼朝公の大頭、元ネタは『平家物語』か?
落語や川柳、戯作など何かと笑いのネタにされる頼朝公の大頭ですが、その元ネタと思しき記述が『平家物語』にありました。
……兵衛佐殿出でられたり。布衣に立烏帽子なり。顔大きに、背低かりけり。