源頼朝の“デカ頭伝説”は本当なのか?史料や川柳、戯作から史実を掘り下げる (5/5ページ)

Japaaan

容貌優美にして言語分明なり……

※『平家物語』巻第八

頼朝公が大きかったのは頭ではなく、顔だったんですね……って、顔が収まっているのは頭なのだから、顔が大きければ頭もそれなりに大きかったのでしょう。

ただし「大きな顔」というのは物理的な意味だけでなく、比喩としての意味もあるため、そちらのニュアンスだったのかも知れません。

ポジティブな意味:堂々とした態度 ネガティブな意味:威張っている、図々しい態度(例:デカいツラ)

『平家物語』の記述は征夷大将軍の院宣を拝領する場面ですから、勅使を出迎える態度が大きいと思われたのでしょうか。

具体的な頭のサイズに言及した史料は見つからず、また大山祇神社に奉納された甲冑を見る限りでは、極端な大頭であったとは考えにくいです。

ついでに甲冑から身長は約165センチと推定されており、当時の成人男性としては平均身長を上回っています。

終わりに

『鎌倉頓多意気』より、一つの大頭を二人でかぶる梶原兄弟。

今回は頼朝公の頭について、その大きさをネタにする笑いなどを紹介してきました。

果たして頼朝公の頭は、本当に大きかったのでしょうか。

できることなら当人の頭を確かめたり、政子に膝枕の感想を聞いてみたりしたいですが……今後の究明がまたれますね。

※参考文献:

小栗清吾『江戸川柳おもしろ偉人伝一○○』平凡社、2013年2月 『鎌倉頓多意気』国立国会図書館デジタルコレクション

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