江戸時代の藩札=地方通貨の先駆け?信用と破綻のはざまで揺れた危険な通貨制度を解説 (2/4ページ)

Japaaan

小判と古銭

しかし藩札は、領内では貨幣のかわりに使用可能ですが、藩外では使えません。事情があって藩外に正貨を持ち出さなければならないときは、手数料を払って正貨に交換してもらう必要がありました。

現代の目線で見れば非常に使い勝手が悪そうですね。

しかし上手に運用すれば、引き替え用に藩が備蓄している正貨以上の通貨が藩内で流通することになって経済活動が活発化することもありました。

また、専売品の奨励によって藩の産業が活発化したりする効果もあり、積極的に評価できる側面もあったのです。

藩札の価値を支えた「信用」

そんなこともあり、藩では専売品の生産を奨励するために積極的に藩札を発行します。

専売品はおもにその地域における特産物で、藩が一括して藩札で買い上げ、大坂の蔵屋敷などで販売し、その売り上げを正貨で備蓄するのです。

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