【べらぼう】史実では異なる佐野政言の切腹。世直大明神の「辞世の句」や社会的影響を紹介 (4/7ページ)
また血を吐きながら啼くという俗信もあり、合わせて死を思わせたことでしょう。
他にも佐野家の菩提寺である徳本寺(東京都台東区)では政言の辞世と伝わる文書が遺っていたそうです。
こと人(異人)に 阿らて(あらで)御国の 友とちた たかい(血戦い)すつる(捨つる) 身はゐさきよし(潔し)
【歌意】他ならぬ御国の友(田沼意知?)と血戦に及び、命を捨てる姿は、実に潔いものである。
※御国の友:不明確ながら、同じ下野国の佐野一族つながりを意味しているのかも知れません。
内容からすると、政言自身が詠んだというより、誰かがその義挙?を讃えて詠んだのではないでしょうか。
ちなみにこの辞世?は鏡文字(鏡に映すと正しく読めるよう、反転させて書いた文字)で書かれているそうで、何だか不気味ですね。