【大河べらぼう】で劇団・蔦重(?)が劇中劇で演じた『江戸生艶気樺焼』の実際の内容を全ページ紹介 (7/8ページ)
浮名は、嘘でも心中とは嫌だと断るが、艶二郎は、うまくいったら好きな男と添わせてやろうと浮名を納得させた。普通の身請けでは色男らしくないと、駆落ちのつもりで女郎屋の二階の窓を壊し、そこから梯子をかけて二人は降りる。
心中の場所も粋で派手な場所がいいと、向島の三囲稲荷前の土手に決める。夜が更けてからでは気味が悪いので宵の内にやることに。艶二郎が贔屓にした茶屋、舟宿の者、幇間、芸者などが集まり、2人を見送る。
艶二郎は日頃の願いが叶ったと喜び勇んで浮名と道行、ここが最期と脇差を抜き、南無阿弥陀仏と唱えた。するとそれを合図にして稲むらの陰よりあらわれたのは…黒装束の泥棒二人。
艶二郎と浮名は泥棒に身ぐるみ剥がれ、真っ裸にされてしまった。艶二郎はふんどし一丁、浮名は腰巻一枚という姿で道行。艶二郎のくだらぬ心中事件の噂はこのとき世間へ広まることに。