大河『べらぼう』誰袖に戻った笑顔「筆より重いものは持たねえ」名プロデューサー・蔦重の見事な仇討【前編】 (10/11ページ)
そして、艶二郎は「間夫」と呼ばれたいがために、花魁「浮名」(演ずるのは誰袖)にかけ落ち心中を持ちかけ「いやです」と断られるも「じゃ身請けするから!」と言い承諾させます。
駆け落ち心をする艶二郎と浮名は、白地の揃いのド派手な柄の着物(ベルサーチのようなド派手柄で、丸に『艶』の字が)を見にまとい、妓楼の2階から梯子をかけ、「とざいとうざい〜」の掛け声で始まった次郎兵衞兄さん(中村蒼)の三味線のBGMをバックに降りていきます。
原画にそっくりなド派手な揃いの着物を着た仇気屋艶二郎と浮名花魁。 NHK大河「べらぼう」公式サイトより
妓楼の人々に「ごきげんようお駆け落ち〜」と笑顔に見送られ「おう!また来るぜ!」を答えるという、ほんとにバカバカしいお話でした。
この本の内容を、大河ドラマ上初ともいわれる異例の10分間にわたる「劇中劇」で見せてくるとは、森下脚本のアイデアには感心します。
登場人物たちの素人っぽい大げさな棒演技がより「作り物のフィクション」話であることが強調されて、実に笑えましたね。そして、このド派手な心中駆け落ち騒動で、誰袖は笑顔になり、視聴者は涙する場面に。