大河『べらぼう』過去回シーンが伏線に…凄惨な過去の亡霊に苦しむ歌麿、救えぬ蔦重【前編】 (2/7ページ)
「ひとまね歌麿」から自分の絵を描く絵師へ
耕書堂は開店以来の大盛況。蔦重が、未来の幸せを奪われた田沼意知(宮沢氷魚)と誰袖(福原遥)の「仇討」として、“”意知を斬った佐野が大明神と崇められている風潮”をひっくり返すために作った、黄表紙の『江戸生艶気樺焼』が大ヒットしたからでした。
噂を聞いて、耕書堂に遊びに来た絵師・北尾重政(橋本淳)に、蔦重は「狂歌師と絵師がコラボする入銀システムの狂歌絵本」という新しい企画の話をします。それを聞いて、新しい本を出すなら「歌麿に絵を描かせちゃどうだい?最近、『人まね歌麿』と有名だよ」という重政。
「こりゃ、時が来たってことか!」とひらめく蔦重。
この「時が来た」……は、蔦重が「夢を叶える時が来た」という意味です。昔、歌麿にいろいろな絵師の絵をそっくりに描かせ、「この絵師は誰?」と町中で噂になった頃に、実は「この歌麿にございとお披露目する」のが自分の夢だと語っていました。とうとう歌麿をデビューさせる準備をするときが来たと思ったのでしょう。