『べらぼう』ふく・とよ坊の救いなき最期、家治は毒を盛られ力尽き…無情すぎる絶望回に反響 (7/8ページ)

Japaaan

しかし夫婦(特にふく)は田沼政権を弁護する蔦重の態度に納得いかないようです。

ふく「蔦重は、相変わらず田沼贔屓だね。(民衆のことを)考えているふりをしてるだけさ。だって、家主は金を出せと言われたら店賃を上げるさ。米屋は米の値を上げるし、油屋は油の値を上げる。庄屋は水呑百姓(みずのみびゃくしょう)からもっと米を取る。吉原は女郎からの取り分を増やすだろうね。つまるところ、ツケを回されるのは、私らみたいな地べたを這いつくばっているやつ。世話になってる身で偉そうに悪いけど、それが私が見て来た浮世ってやつなんだよ、蔦重」

まぁ確かにその通りで、古今東西、社会というのはそういうものとしか言えません。他の赤子にまでお乳をあげながら糊口をしのいできた彼女の苦境は、察するに余りあるものです。

そんな彼女が押し込み強盗に遭って殺されてしまうのだから、世の中というのは無情にも程があります。

彼女が襲われたのは、お乳を分けてもらいに来た母親の一人が「あの家には米がありそうだ」と夫に告げたから。

劇中でも米や野菜といった風呂敷包みが置いてあり、急いで隠したものの、目を離した隙に物色されてしまったのでしょう。

恩を仇で返すとはまさにこのことですが、新之助は下手人を責めるに責められません。恐らく、一歩間違えば(蔦重の援助がなければ)妻子を養うために似たような犯罪に手を染めかねないことを自覚していたのだと思います。

第32回放送「新之助の義」

義挙に立つ新之助たち。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。

蔦重(横浜流星)は新之助(井之脇海)を訪ねると、救い米が出たことを知る。

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