「べらぼう」が描く問題はまるで今の日本。怒りで暴徒と化す ”新之助の義” に粋に訴えた ”蔦重の義” (3/7ページ)

Japaaan

その姿で風呂敷包みを持って新之助の家を訪れていたので「米の差し入れをもらって食べているから、ふくは乳がでるに違いない」と、その乳を分けてあげている夫婦に邪推されたのが悲劇の発端でした。

理不尽すぎるふくと赤ん坊の死。NHK大河ドラマ「べらぼう」公式サイトより

長屋の連中に言い返したみの吉の正論

そんな長屋の住人にも、米や酒を差し入れする蔦重。最初は皆ありがたがって喜びますが、「田沼様が米を出すよう便宜を図ってくれたおかげ」と言う蔦重の言葉に、「田沼だと!」といきなり色めき立ってしまいます。「田沼のまわしもの」だ罵倒し、周りの人間を煽る大工の長七(甲斐翔真)。

NHKの登場人物紹介では長七は「短気でケンカっ早いが、理不尽を見過ごせないまっすぐさを持つ。」とありますが、筆者には今のところ、“人の話を聞いて理解しようとせず、その場の状況でカッとなり感情的に「そうだ!やっちまえ」と、周囲を煽る陰謀論に染まりやすい現代の若者”のように映ってしまいました。

そんな、態度も体もでかいマッチョな長七に対し、小柄で華奢(前回、劇中劇で遊女の役をやってましたね)で、いつもは物腰の柔らかい耕書堂の手代・みの吉(中川 翼)が「じゃ、この酒飲むなよ!うちの商いに文句あんなら、この酒飲むのはおかしいだろ!」と、血相変えて怒ります。

「「べらぼう」が描く問題はまるで今の日本。怒りで暴徒と化す ”新之助の義” に粋に訴えた ”蔦重の義”」のページです。デイリーニュースオンラインは、べらぼう蔦屋重三郎江戸時代テレビ大河ドラマカルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る