「べらぼう」が描く問題はまるで今の日本。怒りで暴徒と化す ”新之助の義” に粋に訴えた ”蔦重の義” (7/7ページ)
普通なら、散々殴られたら「あのクソ野郎どもめ!」と、吐き捨てたくもなるところが、このセリフを口に出すとはさすが、お江戸の名プロデューサー。まさに蔦重のべらぼうなところは、こういうところじゃないでしょうか。
蔦重の胸の中には、源内が生きています。同じ源内の弟子だった新之助に、この言葉は伝わるはず。打ち壊しなどで捕まって新之助が殺されたり人生を棒に振らないようになんとしてでも止めなければ。これが蔦屋重三郎の「義」です。
「我が心のままに生きる」の言葉で妙案を閃いたように見える蔦重。
次回の【後編】に続きます。
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