「電車で若い女性のスーツをカフェオレで汚してしまった私。謝罪してクリーニング代を渡そうとしたが...」(東京都・50代女性) (1/3ページ)
東京都在住の50代女性・Sさんが伯父と伯母の介護をするようになったのは、約10年前のことだ。
認知症の2人のために、毎日電車に乗って彼らの家を訪ねる日々。自宅の家事もあり、彼女は疲れ切っていたという。
そんな中、伯父伯母の家から帰るために乗車した山手線でアクシデントが発生し......。

<Sさんからのおたより>
今から10年ほど前のことです。
私は80代の伯父伯母の家に介護に行った帰りで、夕暮れの山手線に乗っていました。
その2週間前に、子供のころ可愛がってくれた伯父伯母を数年ぶりに訪ねたところ、2人とも深刻な認知症で生活が回っていないことが発覚。2人には子供がいないので、私はそれから毎日、銀行などの手続きや食事の世話のために2人の元へ通っていたのです。
家に帰ればすぐ自分の家族の食事を作らなければなりません。
心身ともにボロボロになっていました。
悪いことは続く...悪いことは続くもので、膝に乗せたバッグが倒れて、中のタンブラーに入った飲み物が、隣の20代くらいの女性のスーツにかかってしまいました。
私は平謝りに謝りながらハンカチで拭き、クリーニング代を渡そうとしました。

しかし彼女は、受け取ってくれませんでした。
「大丈夫ですよ。家で洗濯できますから」
彼女はそう言ってから、「ちなみに、これ何でしたか?」と聞いてきました。
「すみません。