【べらぼう】恋川春町の破滅のきっかけ『鸚鵡返文武二道』は実際どんな物語なのか?蔦重の運命も暗転 (7/8ページ)
瑞鳥)が飛んできます。
「まさか凧を仲間と見間違えるなどあるものか。めでたい聖代だから出てきただけだ」
これは誠にめでたいと、人々は鳳凰を生け捕りにして、大徳寺前の茶店で飼わせました。
茶屋は鳳凰茶屋と呼ばれて大繁盛。めでたいついでに麒麟もやって来ましたが、鳳凰を飼う檻の片隅に置くという扱いだったそうです。
鳳凰と麒麟が一度に出てくるとは、何とめでたいことだろう。めでたしめでたし。
終わりに
恋川春町『鸚鵡返文武二道』より、左下で不貞腐れる麒麟は、何を諷刺しているのだろう?
今回は恋川春町の渾身作『鸚鵡返文武二道』について、ざっくりとしたストーリーを紹介してきました。
タイトルからも、永年の盟友である朋誠堂喜三二『文武二道万石通(ぶんぶのふたみち まんごくどおし)』を巧みに「おっかぶせ」ていることが分かります。
しかしこの事から、田沼派を叩いていた『文武二道万石通』までもが発禁処分のとばっちりを受けることになりました。
喜三二は黄表紙から引退し、春町は命を落とすことになります(死因は病気や自害など諸説あり)。