【べらぼう】智恵内子(水樹奈々)だけじゃない、江戸・天明期に活躍した女性狂歌師たち (6/8ページ)
すは子(多いので独立)

【狂号】すわっ(驚きの感嘆詞)か、信州諏訪の出身か。
指おれは もはやすまいの 前がしら
けふどつこいと 思ひたつ旅※すは子(巻第七)
【歌意】相撲の幕内(前頭)になったのだから、指折れ(負傷)で休場するような失態は犯すまい。今日は思い立つまま、どっこいと旅に出るぞ!
【補足】指折り数えて願望だけふくらませるのは、もうやめました。思い立ったが吉日、さっそく旅に出ましょう!
金銀は うちのばしても 身代の
延びぬ箔屋が 世話を焼き味噌※すは子(巻第十ニ)
【歌意】金銀を打ち伸ばす箔屋さん。身代(財産)は延びないのに、そういう人に限って世話焼きなモンだよね。
【補足】貧乏人ほど親切で気前がいいのはなぜでしょうね。
あまてらす 神の祭を 生姜市
人もおしあふ 鮓の飯くら※すは子(巻第十六)
【歌意】天照大御神を祀る生姜市(しょうがいち)。人が多くて押し合い圧し合い、これじゃ押し寿司になっちまうよ。
【補足】芝大神宮の生姜市は大層賑わったそうです。