『べらぼう』闇堕ち寸前の蔦重を救った鶴屋と北尾重政──急転直下する森下脚本の今後の行方は?【後編】 (2/8ページ)

Japaaan

蔦重の行動に対し「面白いですねえ、あの蔦重が、かつての己のような輩を潰そうとするのは」と皮肉って笑ったり、政演を呼び出し話し合いの前に「くれぐれも短気を起こさないで」とか「怒らないで!」と逐一叱ったり。蔦重が鶴屋にちょっと甘えている感じも興味深い。クールに見えて、根底のところで蔦重を見捨てずに協力する“愛”を感じます。

今や頼もしい味方の鶴屋の旦那 NHK大河「べらぼう」公式サイトより

「モテたいから絵を書いて、楽しいからやってる」という政演に「てめえさえよけりゃそれでいいのかよ」と蔦重が怒りをぶつけるところは口をはさまず、政演に「でもしくじったのは蔦重さんじゃねえですか」と本音を吐き出させ、両者がお互いに己の非を振り返って考えさせるように持っていくのはさすがですね。

とうとう、定信は、“新しい書物の出版は奉行所の許可を得ろ、時事問題やみだらな内容などを書物や一枚絵にすることも禁止”という厳しいお達しを出します。それもこれもすべて蔦重が出版した黄表紙が逆鱗に触れたせい。

蔦重は、地本問屋、絵師、戯作者、彫り師、狂歌師などを全部集め、自分の行動が統制のきっかけになったことを謝りますが「どうしてくれるんだ、べらぼうめ」と皆の怒りは沸騰します。

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