『べらぼう』蔦重、定信、京伝、歌麿…それぞれの“尽きせぬ欲”とは?その「欲」から始まる新展開【前編】 (7/7ページ)

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蔦重や鶴屋に、自分の調子のいい性格を見抜いてはめられたなと察しても、やはり筆は折りたくなかったのでしょう。

「本屋にくすぐられて」と言いつつ、そんなふうに復帰へのきっかけと作ってくれた二人には感謝している気がしました。

ファンの要望に応えて京伝が描いていたのは、団子鼻の若旦那が主人公の本『江戸生艶氣樺焼』(東京都立中央図書館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100053766

そして、クセが強い滝沢瑣吉と勝川春朗の二人は「こいつには負けたくない!」という“欲”を煽ることにも成功したので、残すは、歌麿の存在のみになりました。

きよ(藤間爽子)の死をきっかけに大喧嘩となり、栃木に行ってしまった一番大切な歌麿(染谷将太)の、“創作意欲”を取り戻すという使命です。

蔦重は歌麿にクリエーターとして再始動してもらうべく、歌麿が身を寄せている先を訪ねるのですが……。

【後編】では、蔦重の商売欲、天才を世に出したいという純粋なプロデューサー欲、歌麿の封印したはずの欲、クリエーターとしての創作欲、さまざまな「欲」がせめぎ合ったやりとりを考察します。

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