怪談めいた都市伝説とは?大阪有数の人気スポット、道頓堀・千日前の知られざる歴史[後編] (2/5ページ)
実はここは、かつて千日前墓地があった場所である。
千日前墓地は、大坂の陣後の1615年(慶長20年)に整備され、同時に刑場と火葬場も設けられた。当時、墓地や刑場は繁華街の外れに作られるのが通例であり、繁華街に隣接しながら千日前墓地の南側は何もなかった土地だった。
現在のビックカメラの場所が東墓地、アムザ1000の場所が西墓地にあたる。また、アムザ1000の敷地には処刑場が、なんばオリエンタルホテルの敷地には火葬場と祭場が設けられていた。そして、千日前二番街のあたりは灰山で、荼毘に付された遺骨が積み上げられていたという。
大惨事が起きた場所で語り継がれる都市伝説ビックカメラとアムザ1000、つまり千日前墓地の跡地は、ミステリースポットとして知られ、怪談じみた都市伝説が今も語り継がれている。千日前墓地は明治時代に阿倍野へ移転したが、跡地には歌舞伎座が建てられ、その後、歌舞伎座は千日デパートという複合施設に変わった。