大河予習【豊臣兄弟!】秀吉を支えた兄弟の絆…仲野太賀が演じる戦国武将・豊臣秀長の生涯 (3/6ページ)
歌川豊宣「新撰太閤記 稲葉山落城」より、奮戦する羽柴小一郎秀長(中央)。
かくして秀長が百姓から武士となった時期について、はっきりした事は分かっていません。
推測される限り、永禄3年(1560年)に信長が今川義元を撃破した桶狭間の合戦以降から、美濃国攻略以前と考えられます。
尾張一国を統一した信長は美濃国(岐阜県南部)へ進出。秀長も秀吉に連れられて、その最前線を駆けずり回ったことでしょう。
才気走るあまり、往々にして敵も作りがちだった秀吉のフォローに奔走し、蜂須賀正勝(はちすか まさかつ)や前野長康(まえの ながやす)、竹中半兵衛(たけなか はんべゑ)らを味方に加えていきました。
こうした秀長たちの支えもあって、秀吉は着々と織田家中における地位を向上させていったのです。
しかし秀吉の天下獲りは常に順調だった訳ではなく、時には生死の境をくぐり抜けねばならないこともありました。
例えば元亀元年(1570年)の金ヶ崎合戦では、織田家の盟友であった浅井長政(あざい ながまさ)の裏切りにあい、背後から襲撃を受けてしまいます。
大混乱の中で信長は真っ先に逃げ帰り、秀長は殿軍(しんがり)を引き受ける秀吉に従いました。
