モラハラ被害者が語る、「最も心を傷つけられた行為とは?」ー夫婦間のモラハラ(モラルハラスメント)に関する実態調査(第3報) (5/9ページ)
図3:配偶者から受けたモラハラのうち、最も心理的ダメージを受けた行為(男女別)
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM4MzE4NyMzNjQyNDQjODMxODdfYkRDa1hiZkVvei5wbmc.png ]
※実際の質問:Q. あなたが配偶者から受けたモラハラのうち、最も心理的ダメージを受けた行為はどれですか?(単一回答)
(夫婦間のモラハラ(モラルハラスメント)に関する実態調査 ©レゾンデートル株式会社)
この結果から、男性は「繰り返し責められること」や「自分の意見が通らないこと」にストレスを感じやすく、女性は「人格を否定されるような言葉」や「威圧的な態度」に強く反応する傾向があることがわかります。
同じモラハラという言葉で語られる出来事でも、心が傷つく瞬間の形は男女で少し違います。
専業主婦の50代女性は、「仕事をしていないことを理由に、思いや考えをよく否定されました。“それは働いてないから分からないんだよ”と言われた言葉が、今も頭から離れません」と話します。
その一言には、立場や価値を見下ろされるような感覚があり、自分の存在そのものが軽く扱われたように感じたといいます。
40代の男性は、「話をしている途中で一方的に遮られ、義父や義兄に話を持っていかれました。自分の言い分を聞いてもらえず、気づけばすべて相手の都合で進んでいました」と語ります。
言葉を交わしているのに、話が通じない。会話の中で立ち位置を奪われることが、静かに自尊心を削っていきます。
男性にとっての痛みは、話を遮られ、存在を軽く扱われること。
女性にとっての痛みは、人格や立場を否定され、自分の思いを口にできなくなること。
形は違っても、どちらも「理解されない」という孤独を伴っています。