既婚男性56.0%、既婚女性52.1%が「今の結婚制度に矛盾や息苦しさを感じる」と回答も、「結婚したら相手は一生1人」には男女とも約65%が賛成 (4/13ページ)
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◎考え方や意識の上ではジェンダー格差は縮まった?
ロマンチックラブイデオロギーという言葉は、ジェンダー論を専門とする社会学者、上野千鶴子さん(東京大学名誉教授)の造語だとされています。
上野さんは1990年前後、様々な論説でロマンチックラブという純愛幻想に支えられた夫婦観・家族観が家父長制の隠れ蓑になり、女性の行動の自由を奪い、家庭に縛り付けている結果になっていると警鐘を鳴らしてきました。そのなかでイデオロギーという言葉を使ったところ、社会的な反響が大きく、徐々にロマンチックラブイデオロギーという言葉が広がり、独自の意味を持つようになってきたという訳です。
上野さんをはじめとするフェミニスト系の社会学者は、ロマンチックラブイデオロギー的な考え方に賛同する割合が男女でほぼ変わらないという結果を見て、どのように考えるでしょうか。
◎問いに賛同しない女性が男性よりも多いのはなぜ?
なお、問いに賛同しない傾向を示した女性は33.6%、このうち積極的に「賛同しない」と回答した女性は12.9%で男性よりも高い割合です。これは男女関係で縛られたくないという女性が多いというよりも、「夫のセックスの相手をずっと務めたくない」という心理が働いた可能性があります。というのも、ちょうど子育てやホルモン変化、日常の忙しさ等で夫との性行為を避けるケースが多く、セックスレスが顕在化しがちな40代女性の賛同しない傾向が最も高く、37.1%(あまり賛同しない27.1%+賛同しない10.0%)にも上るためです。
アンケートに回答いただいた女性からも、次のような声がありました。