『べらぼう』史上最高の“萌えキャラ”松平定信(井上祐貴)──ツンデレなオタク全開!10の魅力【前編】 (3/8ページ)
けれど、取り上げた本を読んで「ゲコンカシコロウサコンケガキコナカサカイコト…これは一体どこの言葉だ?」と家臣に問います。実は文学大好きだったのです。
「遊里の言葉で、“カ行を抜いて”話すのでございます。つまり「げんしろうさんが来なさいと」と相成ります」と説明され、黄表紙にのめり込んでいきます。
この時の記憶は鮮明に残っていたのでしょう。先週の第47回『饅頭こわい』で、耕書堂を訪れたとき「いキちキどコきキてケみキたカかカったカのコだカ」といいましたね。つまり“カ行を抜いた”言葉での「いちど来てみたかったのだ」。少年時代にのめりこんだ黄表紙本の作者・恋川春町(岡山天音)へのリスペクトもあったのでしょう。
そういえば、定信の家臣・水野為長(園田祥太)が「今年出た本を2冊ずつ」と本屋に買いに来ていましたね。2冊ずつ買ったのは定信の分と自分の分だったのか。それとも、ファンがよくやる「1つは読む用、もう1つは大切に保管する用」だったのでしょうか。後者のような気がします。