なぜ伊勢神宮が「日本人の総氏神」と称され別格扱いされるのか?——神社と神様の素朴な疑問【前編】 (6/6ページ)

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現在の皇室の祖がどこまで遡れるのかについては、さまざまな説があります。しかし、世界を見渡しても、これほどまでに長い歴史を連綿と受け継いできた王家は、日本の天皇家をおいて他に例がありません。

それは、万世一系という揺るぎない血統によるだけでなく、皇室と人々との間に、血縁的な近さが意識されてきたことも大きく関係していると思われます。

歌川貞秀作「伊勢御参宮之図」(Wikipedia)

こうした背景から、皇祖神である天照大神は、多くの日本人にとっての「氏神さま」と位置づけられ、天照大神を祀る伊勢神宮は「日本人の心のふるさと」と呼ばれてきました。

[前編]はここまでとし、[後編]では、明治新政府による神道の国教化政策によって確立された伊勢神宮の地位と終戦後の伊勢神宮について、考えていきたいと思います。

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