【豊臣兄弟!】献身的な弟の正体…金の亡者・小一郎(仲野太賀)のえげつない“守銭奴ぶり”とその真意は? (4/6ページ)
あくまで現代の貨幣価値に置き換えた試算ですが、当時にしても凄まじい価値を持っていたのは間違いないでしょう。
この他にも金銭(何万貫か計測不能)や不動産(城・土地・屋敷など)、動産(財宝・武具・家畜など)もあったはずなので、軽く1,000億円を超えたであろうことは想像に難くありません。
もしこの遺産に相続税を課税したら、どれくらいかかるのでしょうね。
秀長主導の悪徳金融「ならかし」
天下を統一し、諸大名に号令した豊臣兄弟。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK
しかしこの莫大な遺産は、領民たちの血と汗と涙によって築き上げられたものです。
秀長は領民に対して「ならかし(奈良借)」と呼ばれる悪徳金融を実施。金商人(両替商・金融機関)を通じて半ば強引に貸し付けを行い、法外な利息をむしりとるのでした。
※奈良「借」と書いて「ならかし」と読むそうです。
秀長の死後にその実態が発覚し、領民による一家心中や直訴事件にまで発展します。
冷酷非道な兄・秀吉(池松壮亮、藤吉郎)と対象的に、寛仁大度をもって臨んだ印象が強い秀長ですが、領民たちには収奪と搾取の限りを尽くしたようです。