【衆院選】違和感に気づいても、なぜ人は流される?150年前に福澤諭吉が警告した“世論の危うさ” (3/7ページ)
ここでは、その内容を要約して紹介しましょう。
「近年の政府は十分な成果を挙げていない。役人や行政府の中心人物は極めて優秀であるにもかかわらず、政府は成果を出せていない。その原因は、政府が『多勢』、すなわち『衆論』=『大衆世論』に従っているからである。」
さらに、
「役人も政治家も『世論』に従うしかない。『衆論』の向かうところには天下に敵なしで、優に一国の政策を左右する力を持っている。だから、行政がうまく機能しないのは、役人の能力のせいではなく、『衆論=世論』の罪である。」
福澤は同書の中でこのように述べ、民衆の感情が理性に勝つことを強調し、その結果、流行や空気で政治が動く現象を憂いています。
そして、一刻も早く『衆論』=『大衆世論』の非を正すことが必要だと強調しているのです。
「世論」の本質とは。それは本当に民意と言えるのか「世論」とは何でしょうか。英語では「パブリック・オピニオン(public opinion)」といいます。