“恥ずかしい姿”のはずが大反響…明治時代に実在した洗い髪の美人モデル「安達ツギ」の数奇な生涯 (1/4ページ)
現在、NHK朝ドラ「ばけばけ」が放送中ですが、本作の舞台にもなっている明治時代の日本は、まだ写真が珍しかった時代でした。そんな明治の日本で、たった1枚の写真から一躍“時の人”になった女性がいました。
その名は、安達ツギ。のちに芸妓「お妻」として知られ、当時としては異例ともいえる“バズり”を起こした人物です。しかも彼女が人々の視線をさらった理由は、豪華な衣装でも、華やかな肩書でもありませんでした。
きっかけはむしろ、当時の常識では「人前で見せるのは恥ずかしい」とされた姿だったのです。その姿は街で噂を呼び、やがて写真や商品パッケージにも広がっていきました。
今でいうなら、思いがけず注目を集め、そのまま広告の顔にまでなっていったようなものかもしれません。
では、いったい安達ツギはどんな女性で、なぜそこまで人々を熱狂させたのでしょうか。
まずは、その生い立ちからたどってみましょう。
※関連記事:
ミスコンが理由で退学!?明治時代、日本初の一般女性のミスコンで1位に輝いた「末弘ヒロ子」 安達ツギの生い立ち安達ツギは、1874年、長崎県下県郡中村町(現・対馬市)に生まれました。

