朝ドラ『風、薫る』短い人生を駆けた異才…シマケンこと島田健次郎(佐野晶哉)の実在モデル・鄭永慶の生涯 (4/7ページ)

Japaaan

(店名の読み方や、日本初かどうかは諸説あり)

店内にはビリヤードやトランプなどがあり、国内外の書籍や新聞も置き、化粧室やシャワー室なども備えられ、2階ではコーヒー、パン、カステラなどを提供していました。ただの喫茶店ではなく「コーヒーを飲みながら知識を吸収し文化交流をする場」がコンセプトだったそう。

まるで、現代の多様化したカフェのよう。新しい発想ですよね。

新しい文化や知識に触れられるということで、学生の間で人気がでたようですが、コーヒーを飲んだりお菓子を食べたりしてお金を遣ってくれるお客は少なく、収益は上がらなかった様子。残念ながら「可否茶館」は4年で閉館してしまいました。

その後、鄭永慶は起死回生を図るも失敗。日本を去りアメリカのシアトルにて、明治27年(1894)に37歳という若さで亡くなっています。

喫茶店のコーヒー。(photo-ac)

鄭永慶が大関和に教えたフレンチトーストとコーヒー

以前、「日本のナイチンゲール!ヒロイン・一ノ瀬りん(見上愛)のモデル・大関和の生涯」という記事で、実は、和の大好物が、「パン・ペルデュ」(フレンチトースト)とコーヒーであった……ということをご紹介しました。

実際、和は、夫と離婚後に鄭の屋敷で女中として働いていたことがあるそう。そこで、「アメリカ・イェール大学留学経験のある息子・永慶が淹れてくれたコーヒーや作ってくれるパン・ペルデュが大好きだった」のです。

そのときに、和に英語を学ぶように勧めたのも彼だったとか。永慶に「これからは英語の時代。

「朝ドラ『風、薫る』短い人生を駆けた異才…シマケンこと島田健次郎(佐野晶哉)の実在モデル・鄭永慶の生涯」のページです。デイリーニュースオンラインは、鄭永慶木下尚江風、薫る見上愛佐野晶哉カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る