専業主婦よりパート・アルバイトの女性に熟年離婚を望む人が多い? ——熟年離婚を望む理由と属性、その背景を分析 (9/16ページ)

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また、社会との接点があることで熟年離婚に対するハードルが「専業主婦」に比べやや低くなっている可能性があります。

そして、経済的には完全に配偶者に依存してないものの、完全自立は難しく離婚後の不安が大きいことから離婚できるタイミングを見計らっているため、結果として「離婚したいと感じている状態」が長く続いてしまっている‥、離婚を望む場合は、”熟年離婚という選択”になりやすいのかもしれません。

または、家庭内役割の多くを担うことを優先し、働き方を抑えているケースも考えられます。時間的余裕ができれば経済的に自立できる人が「子どもが独立したら」などのタイミングで離婚の実行を見据えており、それまでは離婚準備期間として「パート・アルバイト」という働き方を選んでいることも示唆されます。


◯ 専業主婦に熟年離婚を望む人が多い理由

家庭という閉ざされたコミュニティでの長期的な疲弊。外部との接点が少なく、逃げ場のない限定された人間関係で不満が蓄積しやすいことがうかがえます。
長年の活動領域が家庭中心のため、老後の配偶者との関係が「老後ゆっくり過ごす相手」ではなく「老後になったら毎日いるのか」と、侵食される感覚になり、家庭内役割が休みのない仕事に変わってしまうことへの懸念が考えられます。

特に、「夫=外で働く・妻=家庭を守る」という役割で維持されていた夫婦関係の場合、この役割が崩れることで関係の前提が失われ、距離感や役割分担の問題が顕在化することがうかがえます。

また、若い頃は離婚できなかった人が一定数存在することも考えられます。
専業主婦という立場から、家庭内役割を担う責任や自立できる収入がないため経済的に不安が大きく、若い頃は不満があっても離婚は現実的ではなかった層が、「子どもが手を離れたこと」や「婚姻期間に応じた財産分与」に関する法制度を背景に、”熟年離婚”であれば現実的な選択となり得るようになったことがうかがえます。
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