専業主婦よりパート・アルバイトの女性に熟年離婚を望む人が多い? ——熟年離婚を望む理由と属性、その背景を分析 (10/16ページ)
◯ 公務員(教職員を除く)に熟年離婚を望む人が多い背景
自身が公務員である場合、「安定した収入で離婚後も経済的に自立でき、社会的信用度が高いことから、離婚後の生活がスムーズに進められ、退職金など老後の見通しも立てやすい」と、熟年離婚を望むことができる条件が揃っているのかもしれません。
配偶者の働き方によっては、年金分割で将来収入は減ることもありますが、そのことを鑑みても熟年離婚を望む理由がある場合、現実的な選択肢となりやすいことがうかがえます。
熟年離婚を望む人には属性の偏りがみられました。熟年離婚を望む意向には、それぞれの夫婦像や夫婦の関係性だけでなく、個人の置かれている環境も影響しているのかもしれません。
そして、個人の置かれた環境が熟年離婚を望む意向に影響があると示唆される一方、離婚後の生活に備えた準備期間、熟年離婚の計画の1つとして働き方を抑えた勤務形態を選び、あえて離婚を現実的に検討できる状態に身を置いている人も一定数存在することがうかがえました。
次に、熟年離婚を望む理由を尋ねてみました。
3)熟年離婚したい1番の理由は?
第2報での「熟年離婚をしたいと思っていますか?」の問いに対し、「どちらかといえば『はい』」と回答した133人に、熟年離婚したい”1番”の理由を尋ねました。