2024年紅麹事案 研究解説「我々紅麹業界に何が起こったか」行政は本当にプベルル酸を同定できているのか その2——NIHS(国立医薬品食品衛生研究所) (2/7ページ)

バリュープレス


・  B1(小林製薬単離品)とB2(北里大学標準品)のNMR・UHPLC/HRMSは一致しており、両者がプベルル酸であることは確認されている
・  しかし製造ロットA1の保持時間は約2.27分であり、B1(約1.50分)・B2(約1.55分)と約0.72〜0.77分乖離している——これは同一物質と評価できないレベルの差である
・  NIHS報告書は本文で「同じ保持時間に同じMSスペクトルを示すピークを認めた」と記載しているが、同報告書の図2はこれと明確に矛盾するデータを示している
・  m/z = 199.0236の一致のみでは、分子式C₈H₆O₆を持つ異性体を区別できず、構造同定の根拠にならない
 すなわち、「製造ロットA1中の未知物質=プベルル酸」という前提には、NIHS自身の開示文書上、重大かつ自己矛盾する疑義が存在する。
1 検体の整理——「プベルル酸」と呼ばれるものは何か
 本件において「プベルル酸」と呼ばれているものは、以下の6種類に区別される。
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