朝ドラ『風、薫る』梅岡女學校のモデル「看護婦養成所」とは?りんと直美が目指したトレインド・ナースを史実から考察 (6/9ページ)
桜井女学校の附属看護婦養成所では「ナイチンゲール方式」の看護教育を実践するために、看護学の教授として、スコットランドの看護学校を卒業したアグネス・ヴェッチを招聘しました。同養成所は、
▪️病院での実地訓練(実習中心)
▪️生活態度・礼儀の教育(規律と人格の重視)
▪️衛生・環境の重視(科学的看護)
を中心に学ぶ場所で、全て当時の日本における看護にはない最新的な考え方でした。史実では和と雅はともに1888(明治21)年10月26日に同校を卒業し、看護婦の資格を得ています。
実際、開校時の生徒は7〜8人だったとか。(NHK朝ドラ「風、薫る」公式サイトより
トレインドナースは高収入だった!?ちなみに、ドラマでは、「新創設の養成所に通えば、2年在学でナースになれ、入学金は無料、授業料は月50銭、寮生活は3食込みで1円。給料は米国では30円くらい」と捨松が説明していましたね。
「30円」という金額に、マッチ箱工場で働いていた直美は「工場で働く3年分!」と驚いていました。
当時、月収の目安は、男性労働者は3円〜5円、小学校教員は8円〜15円、中級官吏は10円〜20円くらいだったので、トレインドナースの約30円はかなりの高収入。