驚愕の古代史!卑弥呼はなぜ女王になったのか?邪馬台国誕生の裏にあった異常気象と“倭国大乱”[前編] (4/7ページ)
それによると、紀元2世紀は数十年くらいの周期で気候が激しく変動し、非常に多くの人が飢饉に苦しんだり、あるいは難民になったりしたとされています。
では、そのような気候変動はなぜ起きたのか。そこで注目されるのが、ニュージーランド北島に位置する「タウポ火山の大噴火」でした。
この噴火は、過去数千年の火山活動史の中でも最大級の規模で、地球全体の環境に大きな影響を及ぼした可能性が指摘されています。
巨大噴火により発生した噴煙と、放出された火山灰や火山ガスが成層圏にまで達し、地球規模で拡散しました。その影響はアジアにも及び、中国大陸や朝鮮半島はもちろん、日本にも広がったと推定されているのです。
そのために深刻な異常気象が起こりました。冷夏や日照不足、旱魃が起きたと思うと、突然豪雨が襲ったりします。このような異常気象が重なれば、稲作を基盤とした当時の社会が大きな打撃を受けるのは避けられません。