朝ドラ【風、薫る】どこまで史実?忠実に再現された手術シーンが話題…白衣も手袋もない明治時代の病院描写 (8/9ページ)
医師や患者の下女扱いだったので、いきなり気持ちに寄り添ったり「おもてなし」をしろといっても無理な話。
史実では、大関和は日本の今までの古い看病婦への扱いをやめ、「看護」とは何かを皆が学べるように奮闘します。今回の展開(先輩看病婦たちの手荒い仕事ぶり)は、その伏線があるかもしれませんね。
和泉千佳子のモデルは、実在の人物「三宮八重野/アレシーア・レイノア」とされる。NHK朝ドラ『風、薫る』公式サイトより
気むづかしい千佳子を「observe=観察」バーンズ先生は「患者と楽しく会話や挨拶」をしたがったりんの甘さを手厳しく叱りました。まさに正論ではあるのですが、普通に挨拶をしたり日常的な会話をすることで患者さんが喜んでいる様子も描かれました。
実際、大関和さんは患者に寄り添う人で、大関さんが病室に入ると患者さんの顔が明るくなったそうです。
泣いたり縋ったりすることなく凛然と生きてきた誇り高き伯爵夫人。そんな彼女の扱いに困り、病院はりんに担当を押し付けよう(失敗はすべてりんのせいにすればいいと)という魂胆のようですが。
まっすぐでど根性のあるりんのこと。きっと千佳子の様子をナイチンゲールの本で教わったように、きちんと『observe=観察』して、彼女の心に近づき信頼を得るのではないでしょうか。