朝ドラ「風、薫る」チュウの意外すぎる史実!新宿中村屋創業者・相馬愛蔵とりんのモデル・大関和を結んだ生涯の絆 (4/9ページ)
※学用患者:無料で治療、入院を認める代わりに医学の研究や学生の教育のために協力する患者のこと
妻のため、東京永住と商売を始めることを決意
退院した相馬愛蔵は、学校卒業後に北海道に渡り養蚕学を学び、故郷の安曇郡白金村に戻り蚕種製造を始めます。さらに、禁酒会を作ったり村に芸妓を置く計画に反対し廃娼運動も行いました。
愛蔵は、孤児院基金募集で仙台に出向いたときに、星良(りょう)と出会い、明治31年(1898)28歳で結婚します。
そして3年後の明治34年(1901)、相馬愛蔵は東大赤門前のパン屋・本郷中村屋を買い取り、商売人としての人生をスタートしたのでした。
農家出身で青年期は一書生だった愛蔵はなぜ商人になったのか?
これについては著書『一商人として ―所信と体験―』の中で、
▪️「勤め」が嫌いで独立した人間でいたかった
▪️田舎暮らしが合わず体調を崩した妻のため東京永住を決めた
▪️東京で生活するには商売を始めたほうがいいと思った
と理由を挙げています。