朝ドラ「風、薫る」チュウの意外すぎる史実!新宿中村屋創業者・相馬愛蔵とりんのモデル・大関和を結んだ生涯の絆 (6/9ページ)
そして、開業3年目で新作クリームパンとクリームワッフルを発売。ある日初めてシュークリームを食べてその美味しさに感動し、クリームをあんぱんの餡の代わりにしたらより栄養価が高くなり風味も美味しくなると思ったからだそうです。
「お世辞を排し良い商品を廉価で販売する」を貫く
ドラマでは、チュウは退院後に直美が住んでいた長屋を紹介され引っ越し、さらに皆が愛用する団子屋『田之上屋』に務めます。
そして、団子屋の主人が病気を機に引退し店を引き継ぎました。もともと甘いもの好きだったチュウは「喜んでもらえるお菓子をひらめいていた」様子でした。クリームパンは、チュウの新作としてドラマ内に登場するのでしょうか。
史実での愛蔵の機転や発想力を物語るエピソードがあります。
商品の売れ行きも上々の中、あるとき赤飯の大量発注後にキャンセルされてしまいます。そこで、「一石五斗の水に浸したもち米」の始末に困った愛蔵は、もち米を潰して桜色をつけて餡を入れ桜の葉に包み『新菓葉桜餅』を販売したところ大ヒットしたそうです。
明治40年(1970)には店舗を新宿に移転。愛蔵は、パンのほかにも和菓子やラスクなどを売り出し、大正に入ると洋菓子の販売も始めます。
大正4年には、インドの亡命志士ラス・ビハリ・ボースをかくまい、長女が結婚した縁で昭和2年には喫茶部を開設し『純印度式カリー・ライス』を販売し大評判となりました。