朝ドラ「風、薫る」チュウの意外すぎる史実!新宿中村屋創業者・相馬愛蔵とりんのモデル・大関和を結んだ生涯の絆 (8/9ページ)

Japaaan

りんに好意を寄せる作家志望のシマケン(NHK「風、薫る」公式サイトより)

愛蔵から和の話を聞かされて会いたがっていた尚江

尚江は愛蔵から「大関和は信頼できる婦人」だと聞かされていたので、和と会ってみたかったそうです。

その後、尚江と和は手紙のやりとりをした程度でした。けれども、愛蔵から尚江が恐喝取材罪で逮捕・収監されたと聞き和は差し入れに通います。二人は親しくなり、尚江は出獄間近に和に結婚を申し込みました。

尚江は愛蔵にそれを報告をしますが、愛蔵は大反対します。

「和が社会的な地位を築いているのに対し、尚江は11歳年下で社会的に独り立ちしていない」こと、「尚江は廃娼運動をしているのに遊郭通いをして女郎を身請け。その後何の責任も果たさなかった」ことが理由でした。

女性遍歴に問題ありな尚江を恩人の和に紹介してしまった愛蔵は後悔し、自分が調査して判明した尚江の女性関係を包み隠さずに書き「到底賛成できない」と真摯な手紙を和に出します。

和はその誠実な手紙に心を打たれ尚江への気持ちは醒め、愛蔵に心からの感謝の手紙を書いたそうです。

和は、一時的な結婚への夢を断ち切ると、東京看護婦会の仕事の傍ら『看護派出心得』を出版、後進を育てつつ派出看護を行ったり、貧民窟の衛生管理に尽力し伝染病の発生率を下げたり救済活動を行なったりなど、目覚ましい活躍をしていきました。

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