『豊臣兄弟!』小栗旬が演じた“人間・信長”の心に残る感動の名場面8選!新解釈「本能寺の変」が胸を打つ理由 (2/10ページ)
小一郎に「兄を裏切るよう」に詰め寄る信長。(NHK「豊臣兄弟!」公式サイトより)
そんな信長に向い、どストレートに「あなた様のことが “大嫌い” になり申した!」と言い放った小一郎。
「大沢殿の命は兄の命、わしはどんなことがあろうと兄者を裏切りませぬ!」
殿に向かってなんたる暴言と周囲はいろめき立つものの、信長は小一郎を斬ろうとしませんでした。
この回で、信長は、謀反人だった実の弟・信勝(中沢元紀)を成敗したことで人間不信になっていたことがわかります。
結局、小一郎も次郎左衛門も許した信長。
信長は、唯一心を許せる相手・お市(宮﨑あおい)に「兄を裏切る弟を見てみたかった」と言いつつ、ご機嫌な様子。「兄を裏切らぬ弟は実在している」と嬉しく感じているのがわかりましたね。
このドラマでは、信長のこんな弱点も表現するのか……と感じた回でした。
史実でも、信勝は一部の家中の者に指示されるも、激しい織田家内部の抗争で兄に敗れました。兄弟姉妹合わせ20人以上もいたといわれる信長。信勝はすぐ下の弟と推測され、若い頃は仲良しだったのかとも思われます。
信長は、殺した弟とまだ仲良しだった頃の記憶や斬ったときの苦悶の表情を、ことあるごとに何度も思い出し、そのたびに苦しむのでした。