「一口」が「いもあらい」!? 日本の難読地名には知られざる“名前の法則”があった (4/7ページ)

Japaaan

日本産会名物図会(宝暦4年、1754年)


山形県大江町「左沢」(あてらざわ)

これは音だけ拾うと「アデラ」「アテラ」と同じで、阿寺という当て字ならば各地にあります。共通してかなりの山中に存在し、遅れて開発された場所だそうです。阿寺の字は多いものの、左沢は珍しいですね。

分解すると、「おち」は「おちこち(遠近)」という古語にもあるように、遠いという意味。「ら」は接尾語ですのでつなげると「おちら」になり、あっちの遠い方という意味になります。

しかし昔は「ち」を「てぃ」と発音していたから、「おてぃら」と発音されていたのが、最終的に「おでぃら→あてぃら→あてら」と転化したとか。

よって左沢「アテラザワ」の「左」はただの方角であり、最上川の右岸を「こちらの沢」、左岸(現在の左沢市街地がある側)を「あちらの沢」と呼んでいたためとされています。

難読ではないけれど、由来が意外な地名 佐倉や桜(さくら)

前述したように日本語はまず「音」があり、そこに該当する漢字を後から当てはめたことが多いので、音を分解すると「さ・くら」になります。

「さ」は「狭い」を意味し「くら」は「岩」の意味を持ちます。

よって佐倉や桜という地名は、両側が狭まった場所や峠に多いそうです。

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