『豊臣兄弟!』なぜお市は秀吉の勧めで柴田勝家と再婚した?悲劇に繋がる「真相」を史料と伏線から探る (3/9ページ)
左:柴田勝家「太平記英勇伝十三」落合芳幾画 右:柴田勝家(NHK「豊臣兄弟!」公式「X」より)
ドラマは「ずっと市に恋していた」という設定他を制するほどの眼光の鋭さや圧の強い声の勝家。けれども、お市(宮﨑あおい)がいると必ずチラチラと視線を送り「好き!」が溢れる弱気な表情になるギャップが、印象的でした。
SNSでも、そんな場面が出るたびに「心の声だだもれ」「柴田殿、可愛い」と評判になっていました。
「瓶割り柴田」は「お市への憧れや恋心をずっと抱いている」という設定でした。
第6話『兄弟の絆』では信長とお市に向かい、「この勝家、決して殿を裏切りませぬ!!」と大声で宣言しつつ、チラチラっとお市のほうを見ていましたね。それに対してクールなお市。
第10話『信長上洛』のお市の婚礼では、丹精なルックスと優しい気遣いを見せる浅井長政(中島歩)とちょっとまんざらではない感じの白無垢姿のお市の二人を、わかりやすく不満げな顔で見つめていた場面も面白かったですね。
「お市への純愛」をずっと持ち続けている勝家を要所要所で印象付けつつ、これを悲劇の将来へ結びつけるのだな……と思うと、勝家のドギマギが微笑ましくも、切なく感じました。