『豊臣兄弟!』なぜお市は秀吉の勧めで柴田勝家と再婚した?悲劇に繋がる「真相」を史料と伏線から探る (4/9ページ)

Japaaan

小悪魔お市に手玉に取られる鬼柴田

そんな勝家とお市の、将来への伏線を印象付けたのは、長政との婚礼後の場面でした。

婚礼が終わった勝家がお市に挨拶しに来たときのこと。

お市が「『嘘から出た真じゃ』『そなたのせいで私は不幸になった』と伝えよ。」と小一郎への伝言を頼みます。

何のことか、さっぱり分かっていないのに「小一郎がお市殿に何かした!」と思い込み「あの野郎!」と気色ばむ純な勝家。

激しく憤る勝家に「勝家………戯言じゃ」「いっそお前と一緒になる方がマシだった」と微笑むお市。

あまりの直球な言葉に心臓を射抜かれ、ドギマギして慌てふためく勝家と、そんな彼を手玉に取るなかなか小悪魔なお市。

この先に訪れる二人の再婚劇の理由や二人の関係性や夫婦の力関係を匂わせる、印象的なシーンでした。

勝家をからかう、なかな小悪魔っぷりがよかったお市(NHK「豊臣兄弟!」公式「X」より)

親子ほども歳の離れた勝家と結婚を決めた理由

浅井長政が自刃した後、本能寺の変・清洲会議を経て、天正10年(1582)ごろ柴田勝家と再婚したお市。

お市は35〜37歳頃、勝家の生年ははっきりしていないのですが、お市との年齢差は25歳ほどだったので、勝家は60数歳くらいだったのでしょう。

けれども、二人の結婚生活はわずか7〜9ヶ月ほどの短い期間でした。

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