「天狗の髑髏」に「雷獣のミイラ」!?史実と伝承が交差する…日本各地に眠る奇怪な物体たちの正体 (3/6ページ)
観光資源として活用される雷獣は、それだけ身近な存在だったのですね。
竹原春泉画『絵本百物語』に「かみなり」の題で描かれた雷獣(Wikipedia)
大学という名の不思議な妖怪「荒木家妖怪絵巻」という昨今有名な絵巻物があるのをご存じでしょうか。福岡県の志賀島出身で、江戸時代から続いた医者の家系です。その絵巻物に「大学」という名の妖怪?が登場します。
この大学が登場したのは、現在の滋賀県・岐阜県あたりの寝物語という里。大学という名は誰が名付けたのかと問うと、先祖の名で、山の殿の一の臣だという。
里の人が山の殿とは酒吞童子かと問うと、それには答えずに「荊大学」と名字を含めて名乗ったそうです。彼は古い鏡や剣、革の袋を持っていたが決して手放さなかったようです。
年齢は400歳、肌はイノシシの毛のようで、おならが非常に臭いという特徴があったようです。おならが臭いって…。ともあれ地元の人は彼を「山黒様」とよんで尊敬し、関係は良好だったそう。