シマケンの挫折は当然だった?『風、薫る』『ブラッサム』朝ドラの時代に隠された文筆家たちの苦境と辛さ (5/8ページ)

Japaaan

『ばけばけ』のモデル・小泉八雲も「作家一本」ではなかった

ここで朝ドラ『ばけばけ』にも少し触れておきましょう。

レフカダ・ヘブンのモデルとなったラフカディオ・ハーン(小泉八雲)も文筆家でした。

しかし日本へ来た小泉八雲を経済的に支えた大きな柱の一つは、学校教師としての給料です。

松江では英語教師として月給約100円、熊本の第五高等中学校へ移ると月給200円という破格の待遇でした。

つまり八雲でさえ、

教師をする→生活を安定させる→そのかたわら日本文化を取材し、文章を書く

という働き方だったわけです。

また、その文学には妻・セツが語った日本の昔話や怪談も大きな役割を果たします。

『ばけばけ』を「作家の成功物語」とだけ見ると見落としてしまいますが、実際の文筆活動は、教師・取材者・翻訳者・語り手など、多くの仕事や人間関係によって支えられていたのです。

小泉八雲。妻・セツと二人三脚で著作を残し、日本の怪談を後世に伝えた。

朝ドラ『ブラッサム』のモデル・宇野千代の時代には「懸賞小説」という入口もあった?

『風、薫る』の次に放送される朝ドラが、『ブラッサム』です。

主人公・葉野珠のモデルは作家の宇野千代

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