【豊臣兄弟!】清兵衛(伊藤健太郎)&盤覚(坂口涼太郎)は実在?史実で探る「秀長vs興福寺」激突の裏側 (6/7ページ)
秀長に謁見する興福寺一乗院の「盤覚」
第37回では、秀長の交渉相手として登場したのが、興福寺一乗院の坊官・盤覚(ばんかく/坂口涼太郎)です。
ドラマでは、盤覚は興福寺の使者として、大和の国主となった秀長に謁見します。
盤覚についても、実在の人物かどうかを裏付ける史料は確認できないようです。
ただし、彼が仕える一乗院は興福寺の二大門跡の一つ。摂関家との関係を持ち、門主には貴族や皇族の子弟が入る格式の高い寺院でした。
そして坊官とは、門跡に仕えて寺の実務を担う在俗の僧侶のこと。寺領の管理や年貢、文書、対外交渉など、門跡を運営するための仕事をしていました。
そう思うと、興福寺の使者として、盤覚というキャラクターを置いた設定も納得ですね。
秀長の検地は「国の仕組み」を変えた
領民たちの立場からすると、秀長の政策は「年貢を安くしてくれる!」と喜べる状態ではなかったようです。
今までの大和では、寺社の権威が土地支配を支えてきたのに、武家の領主が土地を調査して支配する領地へ…
秀長は、国の仕組みそのものを変えようとしたのです。
新しく吹いてきた風は、人々に希望を運んで来たというより、長年続いてきた寺との関係が壊れる恐れや不安を抱かせたかも。反発する人が出てくることもあるでしょう。