【豊臣兄弟!】実際にあった興福寺の呪詛!怪演・磐覚の“仏罰”の元ネタ「名を籠める」の威力が凄まじい (5/7ページ)
越前守護職の朝倉孝景も、「名を籠める」呪詛の対象とされ屈した人物です。
孝景は、荘園管理職になると次々と年貢を横領。越前にある興福寺所有の荘園のうち自分の従わない村を焼き討ちにしました。
興福寺は事の次第を室町幕府に訴えたものの、幕府も孝景には強く出れず話は進展しないまま。そこで、「名を籠める」呪詛が開始されたのです。
さすがの孝景も呪詛を恐れ、興福寺で力を持つ大物の経覚に泣きつき呪詛を止めるように頼んだそう。
その後、孝景は経覚や寺の僧達に「今後、興福寺をなおざりにすることはせず、忠節を尽くす」起請文を提出し謝罪しました。
ドラマの磐覚は創作の人物ですが、祈り場面は「仏罰がくだる」という場面は、この「名を籠める」呪詛をイメージしたものかもしれませんね。
お地蔵さまを城造りのために没収した秀長
「仏罰が下る」と脅す磐覚の嘘を暴き、「仏罰を必要以上に恐れず正しいことを行う」姿勢を表明した秀長は、藤堂高虎(佳久創)らに「城の石垣にする」といって地蔵を没収しました。
紀行でも紹介していましたが、これは『転用石』と呼び、石垣に使用する石が足りない場合に、地域の墓石や石像、石臼などを使うこともあったのです。