青森県が目論む壮大な「λ(ラムダ)プロジェクト」とはなんだ!? (1/2ページ)
λ(ラムダ)プロジェクト――この言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージを抱くだろうか。
「λプロジェクトを――発動する!」「こ、これが......! 抹消されたはずのあの『λプロジェクト』!」
「(ナレーション)極秘裏に進められた『λプロジェクト』により建造された新型モビルフォース・ガンガルは......」
中二病気味なSFアニメ的シチュエーションが次々と浮かんできたのは、おそらく筆者だけではあるまい。λプロジェクト。聞くからにカッコいい。
ところがこのλプロジェクト、実際に日本で、しかも青森県が現在進行形で進めている計画の名前なのだ。青森県......いったい何を目論んでいる!?
弘前・青森・八戸・函館を結ぶと「λ」に似てる同プロジェクトは青森県が提唱したもの。2016年3月までに開業予定の北海道新幹線によって両地域の時間距離がグッと縮まることから、両地域が「津軽海峡交流圏」を形成して交流を活発化させ、さらに圏域外から人を呼び込むというものだ。
北海道新幹線は新青森~新函館北斗間約148キロを最短約1時間で結ぶ。2014年11月18日には、カウントダウンイベント「遅くともあと500日」が全道各地で開催された。単に所要時間が短縮されるだけでなく、在来線なら運転見合わせとなる積雪量でも定時運行されることから、沿線住民の活動範囲は大きく拡大する。
......って、この計画のどこに「λ(ラムダ)」があるの? と思うかもしれない。
実は、λは地図上でのルートの形にちなんだもの。新函館北斗駅から新青森駅を通って八戸駅への新幹線のルートと、新青森駅から弘前駅への奥羽本線のルートの形が「λ」に見立てられることから、ラムダプロジェクトと命名されたそうだ。
ちょっと拍子抜けではあったが、λプロジェクトにかけられた地元の期待は大きい。
ラムダといえば、日本初の人工衛星「おおすみ」が打ち上げられたのは1970年のこと。その際に使用されたロケットは「ラムダ」といい、日本が宇宙開発に乗り出す上で大きな役割を果たした。
日本の宇宙開発史に大きな足跡を残したラムダロケットは、打ち上げに4度失敗している。