【分析】ジャッキー・チェン映画はなぜこんなに面白いのか? (6/7ページ)

Kotaku

香港の場合、観客がリズムを掴むまでカメラを固定したままなのです。



■編集で、「ふたつの良い絡み=ひとつの素晴らしい絡み」にする

はっきりと攻撃が見えるようにします。


最も重要なのは編集です。しかし、ほとんどの監督はそれを知りません。スタントコーディネーターでさえ編集の仕方を理解していないのです」

ジャッキーやサモの撮り方にはある法則が見られます。それは、最初のショットで敵との絡みを見せ、次のショットではその攻撃がはっきり見えるまで近づくというもの。この2つめのショットは、1つめのショットの最後よりもフレームを巻き戻した所から始まります。その2つのショットを繋げることで攻撃の「強さ」を演出することが可能になるのです。

対照的に、現代のアメリカ映画では1つめの攻撃のギリギリの所で切り、肝心の攻撃の部分で次のショットをつなげるため攻撃が感じられないようになっています。これは、一般的に、PG13に対応させるための策だと考えられていますが、昨今ではRレーティングの映画でも同じようなことが見られるのです。そのため、一連の格闘シーンは「痛みを伴う戦い」ではなく、単に飛び回っているだけに見えてしまうのです。



■痛みは人間味を感じさせる

ジャッキーの映画には「痛み」が登場し、それが笑に繋がっています。彼は、例えどんなに鍛錬された役を演じようとも顔面に攻撃を食らうといったシーンを入れるのです。

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