【分析】ジャッキー・チェン映画はなぜこんなに面白いのか? (7/7ページ)

春麗のコスプレ
また、ジャッキーの表情豊かな顔は素晴らしい道具でもあります。戦いの間じゅう鶏を抱いていた時も、春麗のコスプレの時も、彼の表情はユーモアに一役買っています。
■諦めないことで得られる「フィニッシュ」
ジャッキーの映画は、先の項目で触れたように、不利な立場から始まりますが、観客に胸がスッキリするような「フィニッシュ」を与えてくれます。それは、彼が「最強」だからではなく「諦めない」からなのです。だからこそ、フィナーレが感動的で面白いのです。
対照的なのがアメリカ映画です。フィナーレは「誰かが現れて射殺したから⁈」 開いた口が塞がりません...。
最後に、トニーさんは次のようにまとめています。
ジャッキーの映画から学べることは、アクションとコメディが全く方向性の違うジャンルではないということです。どのジャンルでも、視聴者は「最高の演技」を求めているのです。残念ながら、現代の多くのアクション映画監督がそのことを失念している、もしくは理解していないように感じます。これらの俳優は芸術家なのです。
それを理解していない監督が撮った映画をお金を払って映画館に見にいく必要があるのでしょうか? 観客が求めているのは「アクション」なのに。
「何をするにしても、ベストを尽くさなくてはいけません。映画は一生残るのですから。雨だったから、俳優に時間がなかったからなんてことをひとつひとつの映画館に行って観客に説明するのですか? そんなことできないでしょう。観客は良い映画を見に映画館に足を運ぶのです。ただそれだけのこと。」とジャッキーは力強く語ります。
まさしくその通りです。これらの作品は永遠にエンターテイメントとして愛され続けるでしょう。
[via Sploid]
(中川真知子)