redjuiceイラストメイキングインタビュー! 「アナログハック・オープンリソース」とは? (6/8ページ)
──背景ではテクスチャに3Dの素材を利用している様子も見えたのですが、こちらはどのようにつくっているのですか?
3D素材もライブラリを持っていて、今回使ったものは今年の別企画で制作したストックを活用しています。
オブジェクトの制作には「Two Profiles」と言って、空間に置いた2つの線から3次元の面をつくり出す機能を利用しています。適当な配置で線を置くことでランダム性を持った不思議な模様ができるのですが、これにさらにひねりのエフェクトを加えたりしながら偶然性重視で造形しています。
──3DCGというと手間がかかると思われがちなところもありますが、こんな少ない手順でさっと用意できるのは意外かもしれませんね。
ただ素材にする上で5000pxのサイズで書き出したりするので、モデリングよりもレンダリングに時間がかかっちゃうことが多いですけどね。
【次ページ】色の調整や装飾を加えて最後の仕上げに
最終的な仕上げはPhotoshopへ
──仕上げはCLIP STUDIO PAINTからPhotoshopに移って作業されていますが、ソフト間をまたぐときの注意点はありますか?
CLIP STUDIO PAINTもPhotoshopもpsdファイルでやりとりできますが、片方のソフトにしかないレイヤー効果であったり、どうしても細かい仕様の違いはあります。例えばトーンカーブも同じ所にカーブ座標の点は置かれるんですが、補完方法が違う影響で他方のソフトで開くと色が変わってしまうということがあり、調整レイヤーまわりはPhotoshopで作業するようにしています。
たまにPhotoshopからどうしてもCLIP STUDIO PAINTに戻ってキャラの修正をしなくてはいけないとなった場合には、その部分だけを抽出したpsdをつくってCLIP STUDIO PAINTに持っていって、手入れしたものをPhotoshopに戻して合成するというやり方をしていますね。