redjuiceイラストメイキングインタビュー! 「アナログハック・オープンリソース」とは? (5/8ページ)
今回はメインライト、フィルライト、バックライトという基本的なライティング要素である3つの光を用いて陰影を付けていきました。
──服や肌、各パーツなどの素材の違いによる質感の違いはどのように意識されますか?
肌については水彩ブラシでオーソドックスに塗っていますね。今回特に気を使っているというと、スーツの赤いライン部分でメタリックな印象を出したかったので、フラットというブラシでパキパキっとした塗りにしています。
あとは、未来的な要素もほしいなと思って、黒のインナー部分にはカーボン調のテクスチャを入れてますね。これがないと結構そっけない雰囲気にもなってしまうので。
──こうしたテクスチャのストックは普段から揃えているのですか?
フリーのストック画像を素材に加工して用意しています。それらを登録したCLIP STUDIO PAINT内のライブラリのほかにもHDDにマテリアルというフォルダを用意していて、そこに大量の素材を保管している感じです。
イラストを描く度に素材を追加しているので、現在だとおそらく数千枚近くテクスチャのストックもあるんじゃないかな。フリー素材を利用する他に、自分で水彩絵の具で描いて取り込むということもありますね。
背景があることでモチベーション維持にも
──ひと通りのキャラクターの塗りが出来たところで、背景のオブジェクトは今回どのように制作されたんですか?
今回の作業の流れの中で、実はキャラクターを描く前に背景を先に描いているんです。
このあたりの順番は作品ごとによるんですが、先に背景があるほうが最終的な完成に向けて作業の目処を付けやすいということもありますし、背景がある方が作業のテンションが上がるんですよね。カンバス上に人物だとどうも味気なくて。
今回の背景の場合は、なげなわツールで囲んで塗って削って、をしたものをレイヤーで重ねていった形です。