仰天裏側「交通取締り強化月間」はデタラメだらけ! (3/4ページ)
その年の旬なタレントが起用される『全国交通安全運動ポスター』だ。
「あのポスターは、複数の広告代理店から売り込まれ、警察は無料で使用することもあるんですよ。代理店やタレント事務所は、警察に大きな"貸し"を作れるうえに大変な宣伝効果もありますから、喜んでプレゼンしてくるそうです。候補のポスターを廊下に張り出して、AKB48総選挙さながらに、"今年は連ドラで話題になったあの子だ!""いや、あのアイドルグループの誰かだろう"なんて、人気投票をやった年もあったようです。そういったところも、やっぱり"お祭り"なんですよね」(前出・警察OB)
不当な取締りが囁かれる裏で、警察がどこか浮かれているようにも見える。納得がいかない取締りを受けたことがあるドライバーにとっては腹立たしいこと、このうえないだろう。
だが、我々は、この「全国交通安全運動」ばかりに気を取られていてはいけないようだ。「それ以外にも、年末の"飲酒運転特別取締り強化月間"など、各県警、各地域で、さまざまに強化月間が設定されています。その月は当然、数字を上げないといけません。そのため、"あそこのスナックは、車で来て飲むヤツがいる"とわかっている場合、普段は見逃しておいて、強化月間の実績用に残しておくなんて、ふざけたことが普通に行われていたりするんです」(今井氏)
さらに、ドライバーにとっては最も怖い、いきなりの逮捕もありうるということ。いわば、「逮捕強化月間」なるものも存在するというのだ。「この期間中はオービスなどを含む違反で出頭を拒んでいる違反者を、じゃんじゃん逮捕するんです。反則金不納付のドライバーは結構な人数いますから、普段なら、すべてを処理するのは不可能ですが、この期間中にはやる。しかも、これは反則金を支払わせる、いわば"見せしめ逮捕"のようなものだから、タチが悪い。新聞やテレビで、たびたび"反則金不納付で何十人逮捕"のような見出しが躍るのが、それですね」(前同)
新聞の記事を見て出頭者が続々!
今年4月にも、ある県警が交通違反の未出頭者の77人を検挙し、うち45人を逮捕したという発表があった。
新聞紙面には、「まさか逮捕されるとは思わなかった」「交通違反を甘く見ていた」といった違反者たちの痛々しい供述が載っていたが……。