朝日新聞を叩く産経新聞の飛ばし・誤報史 (1/2ページ)

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朝日新聞を叩く産経新聞の飛ばし・誤報史

香港テレビ局の誤報をそのまま報道

 朝日新聞のことを目くじら立ててやたらと批判している産経新聞だが、こちらも一部では誤報が多いとも言われている。過去に産経が報じた誤報の数々を紹介していきたい。
 近年の産経の誤報で、最も有名なのは、2011年7月に中国の江沢民元国家主席の死去を報じた事件だ。元々、香港のテレビ局が「病死」と報じたのがきっかけだが、産経も後追いで報道。7月7日の夕刊とネットで「江沢民が死去」と伝えるが、中国外務省が直後に否定。結局、翌8日の朝刊では「死去説」に近い形に修正するなど一挙にトーンダウン。
 その後、社長を含む役員三人が減棒処分になっている。ちなみに江沢民は、最近も元気に政府関係のイベントに出席している模様。きっといつかは死ぬだろうから、マメに誤報飛ばしてればそのうち当たるんじゃないでしょうか。
 2011年3月2日には、京都大学の入学試験問題と回答を求める文章が試験時間中にネット上に書き込まれていた事件で、容疑者を「東京の2人の高校生」と報道。しかし、実際に逮捕されたのは山形県在住の予備校生。場所も肩書きも人数も異なるというまさかの展開。むしろこれだけ間違えて報道する方が難しいのでは、と思わせるところが産経らしいのかも。

事実確認が甘く近年も失敗

 2012年10月4日の朝刊では、一面トップで「皇室典範改正を断念」と大見出しを打ち、政府が「女性宮家」創設に関する皇室典範など関連法の改正を断念する方針を固めた、と報道。だが、大スクープになるはずのこのニュースも、翌日の政府の発表が、女性宮家創設案について「検討を進めるべきだ」との内容だったために、なんとも不名誉な結果に。
 2005年5月27日の朝刊では、「旧日本兵2人 フィリピンで生存」と一面で報じたものの、これまた大誤報に。このニュースは、フィリピンのミンダナオ島で日本兵の生き残りとみられる日本人男性二人が現地当局に保護され、帰国を希望しているというものだった。話題性も十分で産経も力を入れ、社会面も二面使っての全面展開。
「戦後60年の『奇跡』」と銘打った力強い見出しまで踊っていたが、これも誤報。実際は「日本兵」との接触すらなく、日本兵2人が当局に保護されているという事実もないことが判明。

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