映画『UNBROKEN』レビュー!監督アンジー、イスラム国の人質事件への追悼コメントも (3/8ページ)
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出典: youtube
ワタナベは軍曹に昇格して直江津に転勤になり、ザンペリーニはホッとします。それもつかの間、東京大空襲などもあり捕虜たちも東京から鉄道で移動させられるのですが、着いた先は直江津の強制労働収容所だったのです。弱りきっているザンペリーニに対し、ワタナベは更に苛酷な虐待を繰り返します。象徴的なシーンとして、重い木製の梁を長時間担がせ、部下に、ザンペリーニがその梁を落としたら撃てと命令します。見方によっては、イエス・キリストが十字架を担いで町中を引き回され、ゴルゴダの丘に登っていく、それと重ね合わせたようなシーンです。そして、ザンペリーニは不屈の精神で耐えます。

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映画は終戦、捕虜たちが日本の敗戦を知るところで終わります(ワタナベは、捕虜への虐待で重要指名手配戦犯に指名されていますが、すぐに逃走し、米軍占領が終わるまで逃げおおして、結局、戦犯にはなりませんでした)。その後のザンペリーニのPTSDによる苦しみや荒れた生活、更に信仰による立ち直り、そして、全てを赦すことによって救われる、というエピソードはテロップによって紹介されます。そして、1998年の長野オリンピックで、当時81歳のザンペリーニ氏が聖火ランナーとして長野市内を走り、沿道の市民が歓迎しているフッテージが流れます。